受験の手続きと費用
- 申込: CompTIA公式サイトでバウチャーを購入し、ピアソンVUEで予約。テストセンター受験とオンライン受験(24時間365日)が選べます。
- 受験料: 公式FAQでは試験バウチャーは130〜480ドルの範囲。A+は1試験あたり約274ドル(再受験保証付きバンドルは約359ドル)が目安で、Core 1とCore 2で別々にバウチャーが必要です。日本語圏の参考値として旧版は1試験31,787円(税込)でした。TACなど教育機関経由の割引バウチャーもあります。
- バウチャー有効期間: 購入から12か月。
- 資格の有効期限: 取得から3年間。CE(継続教育)プログラムでCEUを取得して更新できます。上位資格(Network+、Security+等)の取得でも更新されます。
- 注意: 日本語版と英語版で記述に齟齬がある場合は英語版が優先されます。Objectivesは英語原文の確認が安全です。
推奨学習フロー(3〜4か月モデル)
Professor Messer公式によると、平均的な受験者は両試験合格までに約3〜4か月かかります。動画総時間はCore 1だけで約9時間強なので、1日1〜2時間の学習を想定したモデルです。
| フェーズ | 期間目安 | やること |
|---|---|---|
| ① 全体把握 | 1週間 | 本サイトのCore 1/Core 2ページと公式Objectives PDFで「何が出るか」を把握。広い無料模試(ExamCompass等)を1回解いて現在地を知る。 |
| ② インプット | 4〜6週間 | Professor Messerの無料動画(またはテキスト教材)で全範囲を学習。1トピックごとにノートを取り、ポート番号・コマンドは都度暗記カード化。 |
| ③ 分野別演習 | 3〜4週間 | 本サイトの模擬試験(分野別出題)や解説付き問題集で弱点分野に時間を傾斜配分。間違えた問題は解説を読み、該当Objectiveに戻る。 |
| ④ 仕上げ | 2〜3週間 | 90分のフル模試で時間管理と集中持久力を訓練。安定して85%以上取れたら受験を申し込む。直前は暗記表とまとめ動画で総復習。 |
受験順序は Core 1 → Core 2 が一般的ですが、どちらからでも受験できます。1試験ずつ集中して仕留めるのがおすすめです。
PBQ(実技問題)と時間配分の戦略
- PBQは通常試験の冒頭に配置されます。総得点の約20%程度と推定されています。
- 1問に5分以上かかりそうならフラグを立てて飛ばす。選択問題(約1分/問ペース)で得点を確保してから戻ります。
- PBQは白紙にせず部分点狙いで必ず何か入力する。設定変更後の「Apply/OK」のクリック忘れに注意。
- PBQ対策は「読む」より「触る」。実機や仮想環境(VirtualBox等でWindows/Linuxを操作)、ルーターの設定画面などに実際に触れておくと強くなります。
最重要暗記: ポート番号(Core 1)
ドラッグ&ドロップ形式でも出題される最頻出の暗記項目です。即答できるまで反復してください。
| ポート | プロトコル | 覚え方のヒント |
|---|---|---|
| 20 / 21 | FTP(データ / 制御) | ファイル転送。21が制御、20がデータ |
| 22 | SSH | 暗号化リモート接続(SFTP/SCPも22) |
| 23 | Telnet | 平文リモート接続=非推奨。SSHの隣 |
| 25 | SMTP | メール送信 |
| 53 | DNS | 名前解決(通常UDP、ゾーン転送はTCP) |
| 67 / 68 | DHCP | IP自動割当(67サーバー / 68クライアント) |
| 80 | HTTP | Web(暗号化なし) |
| 110 | POP3 | メール受信(DLして削除) |
| 137-139 | NetBIOS / NetBT | 旧Windowsのファイル共有系 |
| 143 | IMAP | メール受信(サーバーに残す) |
| 389 | LDAP | ディレクトリサービス(AD) |
| 443 | HTTPS | Web(TLS暗号化) |
| 445 | SMB / CIFS | Windowsファイル共有 |
| 3389 | RDP | リモートデスクトップ |
※旧版にあった161/162(SNMP)はV15のポートリストからは削除されています。TCP(コネクション型・信頼性)とUDP(コネクションレス・高速)の違いもセットで問われます。
暗記表: よく出る対応付け
RAIDレベル
| RAID | 仕組み | 最低台数 / 耐障害 |
|---|---|---|
| 0 | ストライピング(高速化のみ) | 2台 / なし |
| 1 | ミラーリング | 2台 / 1台 |
| 5 | 分散パリティ | 3台 / 1台 |
| 6 | 二重パリティ | 4台 / 2台 |
| 10 | ミラー+ストライプ | 4台 / 各ミラー1台 |
スクリプト拡張子
| 拡張子 | 言語・用途 |
|---|---|
| .bat | Windowsバッチ |
| .ps1 | PowerShell |
| .vbs | VBScript |
| .sh | Linuxシェルスクリプト |
| .js | JavaScript |
| .py | Python |
プライベートIP・特殊アドレス
| 範囲 | 意味 |
|---|---|
| 10.0.0.0/8 | プライベート(クラスA) |
| 172.16.0.0/12 | プライベート(クラスB) |
| 192.168.0.0/16 | プライベート(クラスC) |
| 169.254.0.0/16 | APIPA(DHCP失敗のサイン) |
| 127.0.0.1 | ループバック(自分自身) |
バックアップ方式
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| フル | 全部。復元最速・容量最大 |
| 増分 | 前回バックアップ以降の差分。復元にフル+全増分が必要 |
| 差分 | 最後のフル以降の差分。復元はフル+最新差分のみ |
| 合成フル | フル+増分からサーバー側でフルを合成(V15新出) |
3-2-1ルール: コピー3つ・媒体2種類・オフサイト1つ。
Windowsツール(何を使うか)
| やりたいこと | ツール |
|---|---|
| エラーログを見る | eventvwr.msc |
| パーティション操作 | diskmgmt.msc / diskpart |
| ドライバー管理 | devmgmt.msc |
| 起動アプリの無効化 | タスクマネージャー |
| システムファイル修復 | sfc /scannow |
| ポリシー即時反映 | gpupdate /force |
| DNSキャッシュ削除 | ipconfig /flushdns |
手順系(順序が問われるもの)
トラブルシューティング6ステップ
問題特定 → 原因仮説 → 仮説検証 → 解決計画・実施 → 機能確認・予防 → 文書化
マルウェア除去
症状確認 → 隔離 → 復元無効化 → 修復(更新→スキャン)→ 定期スキャン設定 → 復元再有効化 → ユーザー教育(最後)
レーザープリンター7工程
処理 → 帯電 → 露光 → 現像 → 転写 → 定着 → 清掃
合格者のノウハウ(コミュニティの通説)
- 模試で安定85〜90%が受験の目安(r/CompTIAの通説)。本試験の合格ラインはCore 1が675/900(約64%相当)、Core 2が700/900(約67%相当)ですが、本番の緊張と初見問題を考えると模試ではもっと上を目指します。
- 模試は複数ソースを併用する。1つのサイトの問題を暗記してしまうと実力を過大評価しがちです。
- ExamCompassは無料模試として最有力ですが解説が薄いため、間違えた問題は必ずObjectivesに戻って理解すること。
- Core 2の「プロフェッショナリズム」「運用手順」は常識で解ける問題が多い得点源。顧客対応問題は「傾聴・共感・非難しない」が正解の軸。
- 暗記系(ポート番号・コマンド・拡張子)は毎日5分の反復で。Quizletなどのフラッシュカードアプリが有効です。
- 英語学習を継続している方は、英語版での受験も選択肢。教材の選択肢が圧倒的に多く、Messerの動画をそのまま活かせます(日本語版は用語の訳が独特な場合があります)。
⚠ Brain Dump(本物の試験問題の流出サイト)は絶対に使わない
- 使用はCompTIA試験ポリシー違反。発覚するとスコア無効化・取得済み認定の剥奪・最低12か月の受験禁止処分の対象になります。
- CompTIAはデータフォレンジクスで「事前に問題を知っていた受験者」を特定できると明言しています。「知らずに使った」でも違反です。
- 「本番と同じ問題」「実際の試験問題」を謳うサイトは避け、ExamCompass、Professor Messer、公式CertMasterのようなオリジナル作問+解説型だけを使いましょう。
受験準備チェックリスト
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